【BLAST R6 Major】日本チームCAGが遂にPhase2進出!優勝候補G2の敗退など大波乱! / BLAST R6 Major Manchester 2024 Phase1 Day2 結果

日本時間2024年5月16日に開幕したBLAST R6 Major Manchester 2024。Year 9初の世界大会はイギリス、イングランドのマンチェスターの地で開催されています。日本チームはCAG OsakaSCARZの2チームが出場しています。
5月16日~5月17日の2日間でPhase1が行われ、8チーム中勝ち抜けた4チームがPhase2に進出できます。
Day2ではPhase2に進出する4チーム全てが確定し、その中には日本チームCAGの名前もあります!

目次

Phase 2 Day2 結果

Stream A

Team Liquid 2-0 Geekay Esports
1st MAP:領事館 (7-5 Team Liquid)
2nd MAP:クラブハウス(7-4 Team Liquid)
Decider:銀行

アッパーの最終戦で勝利するとPhase2進出が確定する大事なこの一戦はTeam Liquidに軍配が上がりました。
ファーストマップGeekayピックの領事館ではGeekayが防衛で序盤にラウンドを連取し4-2でラウンド有利を築いたまま攻防交代となりましたが、ここからはLiquidの防衛の固さに苦しみ7-5でLiquidが勝利します。
続くセカンドマップLiquidピックのクラブハウスでまたも防衛から始まったGeekayはお互いがラウンドを取ったら取り返すという展開に。3-3で攻防に移るモノの、ここからはLiquidの独壇場、ピックマップという事もあり危なげないラウンドを繰り返し、終わってみれば7-4でLiquidが勝利し、Phase2へと進みます。

FearX 2-0 G2 Esports
1stMAP:銀行 (7-4 FearX)
2ndMAP:領事館 (7-0 G2)
Decider:高層ビル (7-4 FearX)

Lowerの初戦となったお互い後が無い両チームは、ファーストマップG2ピックの銀行から始まりました。
銀行ではFearXとG2がお互いラウンドを取ったら取り返すゲーム内容を見せ、攻防が交代するとここからFearXがG2の守りに対し圧力をかける猛攻、7-4でFearXがマップを獲得します。
しかしこれで終われないG2は続くFearXピックの領事館では射線やガジェットを巧みに活用し相手との撃ち合いを拒否し、FearXの攻めを打ち崩します。終わってみるとFearXはG2に対し1Rも獲ることができず、7-0でG2が勝利しました。
ここでDeciderの高層ビルへと移ります。勢いがついたG2はFearXの防衛に対し、YingやDeimosを使用しラウンドを連取しましたが、ここでFearXの修正力が光りました。Ying,Deimos,Grim等の強力なオペレーターに対してMiraやWardenといったアンチオペの使用、徹底したカバーラインを敷くことによりG2の攻めを崩します。これにより攻防切り替え時にFearXが4-2で有利を握った状態で攻撃へと移ります。
ここで防衛に回ったG2は自分たちと同じようにYingを使用したFearXに対しエントリーで勝負する事で攻めの主要オペを無くし、ラウンドを獲得すると続く切替後2R目でもC4突き上げや射線を利用して一方的に戦い、ラウンドを連取しFearXに追い付きます。しかしここでFearXはタイムアウトを取るとドッケビやグリム等の一方的に情報をとれるオペレーターを使用しG2の守りを打開していきます。
続くラウンドでもG2の守りに対しドローンやドッケビ等で情報を握りマーベリックの射線でキルを取る等をしていき3ラウンド連取、7-4でFearXが勝利しLower決勝へと歩みを進めました。

BLEED 2-1 FearX
1stMAP:オレゴン (8-7 FearX)
2ndMAP:クラブハウス (8-6 Bleed)
Decider:山荘 (7-3 Bleed)

Lower決勝となったこの試合は両チーム共にお互いのピックマップを取る流れとなりましたが、ゲームの分け目となったのはセカンドマップBleedピックのクラブハウスです。
クラブハウスでは防衛スタートとなったFearX、Yingに対しWardenやWamaiといったオペレーターで対応しゲームの流れを掴み、ラウンドを連取すると4-2で攻撃へと移りました。
続く攻撃に移ったFearXはBleedに対し丁寧なエリア進行と情報取りでラウンド中に有利を握り、2本連続で連取、マッチポイントを獲得します。しかしここからBleedの猛追が始まります。
FearXのゆっくりとした攻めに対しGoyoやFenrir,Miraといった遅滞オペレーターを使用する事で後半のゲームの流れを主導すると、壁抜きや徹底したカバー等でFearXの攻めを正面から打ち破ります。
気付くとBleedは3本連続でラウンドを獲得し延長へと移ります。
延長では焦ったFearXに対しBleedが冷静に対応し対応してゆき、終わってみれば8-6で5本連続でラウンドを勝利しBleedがセカンドマップを獲得しました。
続くDeciderでもFearXはBleedの勢いに呑まれてしまい、Bleedを打ち崩せず。
Bleed Esportsが2MAP獲得しPhase2への切符を獲得しました。

Stream B

SSG 2-1 BLEED
1stMAP:クラブハウス (7-5 Bleed)
2ndMAP:銀行 (7-0 SSG)
Decider:カフェ (7-0 SSG)

Upper決勝となるこの試合は前日に快勝をしたSSGとAPAC対決を制したBleedの一戦となりました。
ファーストマップBleedピックのクラブハウスではBleedはSSGの固い防衛に阻まれうまくゲームを作れずにいました。2-4でSSG有利のままゲームを折り返し守りに回ったBleedは1R目こそ取られてしまう物の、ここからSSGに猛追します。Bleedはここでハイドや遊撃、突き上げやMira等の多様な戦術でSSGの攻めを惑わします。SSGはこのBleedの攻めに対しYingやJackalで対応しようとするも、Bleedの積極的なピークや撃ち合いに対し打開できず、Bleedが5本連続でラウンドを取得、7-5でBleedがファーストマップを獲得します。

しかしここからSSGが反撃に出ます。続くセカンドマップSSGピックの銀行で撃ち合いに来るBleedに対しカバーやラペリングロック、有利な射線を利用し一方的にBleed陣営の人数を削ります。
これに対しBleedは現地外での守りにシフトしますが、ここでSSGはYingを使用した現地攻めを敢行、Bleedを翻弄し終わってみれば7-0でSSGの一方的な試合でセカンドマップ銀行をSSGが獲得します。

ここで勢いがついたSSGは続くDeciderカフェでもBleedを苦しめます。攻めからスタートとなったSSGはBleedに対しラペリングを利用した飛び出しベイトを行ったり、ガジェットの音を利用したスニークイン等でBleedのリズムを崩していきます。
AmaruやYing等のオペレーターでBleedを翻弄し終わってみるとまたも7-0でSSGが勝利、なんとSSGは14本連続でラウンドを獲得しPhase2へと歩みを進める事となりました。

CAG 2-0 CTY
1stMAP:領事館 (7-5 CAG)
2ndMAP:オレゴン (7-1 CAG)
Decider:カフェ

Lower初戦で、もう後が無いCAGが対戦するのはLATAM地域1位チームCrueltyとなりました。
ファーストマップCAGピックの領事館では防衛からスタートしたCAG、ここで固い守りを見せます。
ボムエリアに踏ませずに現地外で当たる前に出る守りでCTYを翻弄し、5-1で試合を折り返します。
攻撃に移ったCAGはここからラテン地域独特の守りに苦しみます。
CTYは相手のエントリールートに対しガジェットを多く割きCAGの攻めを滞留させます。
また、積極的な外への大胆なピークや撃ち合いに行く姿勢にCAGは苦しみ、攻撃に移ってから4本連続でラウンドを取られてしまいます。5-5まで追い付かれたCAGですが、ここから躍進します。
CAGはブリッツを使用した早めのエリア取りを行い現地外の敵に構わずプラントを強行、これにCTYは対応しきれずラウンドを獲得すると続くラウンドでは現地を固めたCTYに対しドローン回しとドッケビを利用したエリア取りを行いCTYのポジションを的確に潰していき人数有利を築くとプラントまでこぎ着け、CAGはラウンドを獲得。7-5でCAGが大事な1stMAP領事館を獲得します。

続くセカンドマップCTYピックのオレゴンでは防衛から始まったCAG、クラッシュを利用した戦術でCTYのスニークインや早めのエリア進行を完璧に抑えきりまたも5-1で攻防を切り替えます。
攻撃に回ったCAGは切替後1R目に序盤エントリーや続くカバーに対しキルを取られ3人でゲームを進行しますが、ShuReap選手がうまくキルを広い遊撃に出ていたプレイヤーを全て倒し、人数有利を取り返します。
その後情報をとりながらラウンドを進めていきShuReap選手の活躍でラウンドを獲得、マッチポイントとなります。マッチポイントではここでもブリッツを利用した戦術でGRIMとブリッツを使用し相手のチョークポイントを潰しエリアを進行していきます。これにCTY側はラインを下げるしかなく、CAGの思惑通りのラウンド進行で試合が進み、ブリッツの進行に併せボムエリアへと侵入、撃ち合いの強さが光りCAGがラウンドを獲得し、セカンドマップを7-1でCAGが獲得します。
これによりCAGは次戦、Lower決勝まで歩みを進める事となります。

CAG 2-0 Geekay
1stMAP:領事館 (7-1 CAG)
2ndMAP:山荘 (7-3 CAG)
Decider:カフェ

Lower決勝、連戦となったCAGが対するは直前にLiquidとの対戦をしたGeekayとなりました。
ファーストマップCAGピックとなったのはまたも領事館、防衛スタートとなったCAGはまたも強力な守りを見せます。序盤に人数不利を背負うラウンドもミラや事前のインタビューでも言っていた連携力、撃ち合いの強さでひっくり返しラウンドを獲得、続くラウンドもクラッシュを利用したり遊撃に人数を割いたりと変幻自在な守りでGeekayを翻弄し、5-1で攻守交替となります。
攻撃に移ったCAGは1R目には一時人数不利を背負いますが、Sironeko選手が逆側進行でキルを拾うと逆に人数有利を握り、その後プラントをしますが飛び出し等で人数を削られ、Sironeko選手だけが残り1vs2の状況となります。しかしここでSironeko選手が巧みな立ち回りを見せ1vs2クラッチ、マッチポイントを獲得します。先述のクラッチで勢いがついたCAGはここで打って変わってやや遅めな丁寧なエリア取りをしますが、戦術の要となる突き下げオペレーターがやられてしまいます。
時間もない中CAGは平面の攻めへと切り替え、なんと15秒という短い時間で3人をキルしエリアを掌握、プラントまでこぎ着け、残ったプレイヤーも倒しラウンドを取得。CAGが1stMAP領事館を獲得しセカンドマップへと移ります。

セカンドマップGKピックの山荘では、CAGが攻めからのスタートとなりました。CAGの攻撃が序盤こそラウンドを取って取られてのシーソーゲームとなりますが、徐々にGeekayの傾向を把握し情報をとるオペレーターやドローンを利用して遊撃に出ているプレイヤーの動きを制限します。これにより3-3でCAGは防衛に移ります。しかしここから公式放送の不具合により配信が途切れてしまった為見る事は叶いませんでしたが、終わってみると7-3でゲームが終了。
CAGは念願のPhase1を突破しPhase2進出が確定しました。

Phase 2トーナメント表

Phase2日本チームの初戦はまさかの日本チーム同士の対決となりました。
注目のこの試合は日本時間5月19日20:00から開始となります。

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この記事を書いた人

生粋のEmpireファン
大会シーンも分かりやすく記事にしたいと思います!
Land Valk eSports 副代表&R6S部門マネージャー

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