4月24日から開催されるBLAST R6 Major Copenhagen 2023。SiegeGamersでは新しくなったMajorでも引き続き各地域の出場チームを紹介していきます！
第5弾は日本/韓国地域の紹介です。今年からAPAC地域ではなく、国内リーグからR6 Majorへ行けるようになりました。さらに日韓ともに3チームずつと今まで以上に世界大会への出場の幅が広がりました。そんな日韓からR6 Majorへ出場を決めた６チームを紹介します！
日本チーム紹介
SCARZ
オフシーズンではLuA選手が移籍し、FishLike選手がロスターに入りました。そして、スタッフ陣にはREJECTでコーチを務めたBlueno4ronandesコーチが就任しました。新たなメンバーで挑んだRJL 2023 Stage 1、グループステージでは２位通過となりましたが、プレイオフでは接戦をものにし、悲願の世界への挑戦権を手にしました。NORTHEPTIONとの決勝でもその強さを十二分に発揮し、見事R6 Major Phase 1からの出場権を獲得しました。
今までのSCARZの攻撃はきれいな攻めと印象がありますが、今期は一味違うのが試合内容からもわかります。Blueno4ronandesコーチがもたらした新しい戦術を織り交ぜながらも現在のメタに対応した新しいSCARZが世界の大舞台でも見ることができるでしょう。
注目選手はやはりIGLを務めるPyon選手です。素晴らしいIGLを務めている陰には高い生存率があります。Stage 1での生存率は42％と非常に高い数字です。他リーグを見ても40％を超える選手はほんの数人です。しかし、前線が活躍しているからでは？と思われる方もいるでしょう。そんなことはありません。キル数はRec選手に続くチーム2番目の多さと撃ち合いの強さも十分あります。そんなPyon選手がどのようにチームを勝利に導くか楽しみです。
NORTHEPTION
今季RJLへの昇格を果たしたNORTHEPTIONは1月にsayochan選手とCherrySwindコーチの加入を発表しました。そしてシーズンが開幕するとグループステージでは3位となりましたが、プレイオフでは圧巻の強さを見せます。CAGとCGL相手に2マップストレートで勝利し、昇格後1シーズンで世界大会出場という結果を残しました。
NORTHEPTIONの攻撃は相手に合わせるのではなく、自分たちのスタイルを存分に発揮する形です。緩急のある攻めも魅力的である上に相手の傾向をいち早く掴んでいる印象です。
注目選手はNina選手です。グループステージではチームが負けている中でも圧巻のパフォーマンスを見せました。グループステージ、プレイオフを通じて多くのキルを獲得し、KPRは1.13と唯一の1.00越えのプレイヤーとなりました。そんなNina選手とホットラインを組むShuReap選手との勢いにも注目したいですね。
VARREL
昨季は入れ替え戦に進んでしまい、思うようなシーズンを送ることが出来なかったVARREL(当時はUSG)は今年1月にPerro選手が退団し、新たにOKOMESSH選手が加入しました。
Stage 1ではグループステージ、プレイオフともに思うような結果を残せず、Last Chance Qualifier（以下LCQ）に出場することになりました。しかし、LCQでは打って変わってしっかりと勝ち切り、決勝まで進みました。決勝のCAG戦では2マップが延長戦と接戦となりました。その2度の延長戦を見事に制し、コペンハーゲンへの切符を獲得しました。
注目選手はOKOMESSH選手です。Crest Gaming Lst所属時から戦術を考えており、多くの試合でワクワクするような攻撃を見せてくれました。その素晴らしい戦術と他4選手の個の力の融合がLCQで輝きました。世界でもそのシナジーが見れるのか楽しみです！
韓国チーム紹介
Dplus
Dplusは昨季より2選手が変更されています。CATsang選手とRIN選手がチームを離れました。C9やSBXGで活躍したHarp3rXD選手とTalon Esportsから期限付き移籍でSoldier選手が加入しました。
グループステージではラウンド差で惜しくも2位通過となってしまいましたが、プレイオフでは本領を発揮しました。プレイオフで3戦3勝、すべて2マップストレートでの勝利となりました。しかも、全試合において1マップは7-1と圧倒的な強さを見せました。
Six Sweden Major 2021ではAPACチームの最高記録と並ぶベスト4という快進撃を見せました。その後は思うような結果を残せなかったDplus、新たなメンバーで挑む彼らに期待です。
SANDBOX Gaming
SBXGも昨季から2選手を変更しました。SyAIL選手とStatic選手が退団し、若手のMephi選手とTalon EsportsからDemic選手がチームに加わりました。
SBXGもグループステージは2位通過となりましたが、プレイオフではBSGに2マップストレートで勝利すると、Talon戦は逆転勝利でR6 Majorへの出場権を獲得しました。
チームとして5度目の世界大会となる今大会。Phase 1からの厳しい戦いとはなりますが、新加入でありながらも圧巻のパフォーマンスを見せたMephi選手を中心に再び世界に挑みます。
LAVEGA Esports
PUBGで活動しているLAVEGA EsportsがR6Sの競技シーンに参入し、主にPREP eSPORTSで昨季活動した選手らが加入しました。
Stage 1はプレイオフに進出したものの、6位で終えてしまいました。しかし、Open Qualifiers Playoffsを1位で通過すると、LCQでは準々決勝、準決勝を2マップストレートで勝利すると、決勝ではBSGにリベンジを成功させ、コペンハーゲンへの切符を獲得しました。
韓国が独立したリーグとなり、世界への挑戦の幅が広がった今シーズン、そのチャンスを見事に掴み取った彼らの躍進はどこまで続くのか注目です。
