【BLAST R6 Major】Phase 2が開幕!Day 1にはまさかのCAG対SCARZの日本チーム対決が実現! / BLAST R6 Major Manchester 2024 Phase 2 Day1 結果

日本時間2024年5月16日に開幕したBLAST R6 Major Manchester 2024。Year 9初の世界大会はイギリス、イングランドのマンチェスターの地で開催されています。Phase2には日本チームCAG OsakaSCARZの2チームが出場しています。
Phase 2は日本時間5月19日から22日までの4日間で行われます。
Day1では初戦から日本チーム同士の対決、優勝候補チームの敗北等早速番狂わせが起きました!

目次

Phase 2 Day 1結果

Round 1

Bleed Esports 7-5 PSG Talon
MAP: オレゴン

Phase 1を勝ち上がってきたアジア最強格のBleedと韓国1位通過でPhase 2からの登場となったPSG Talonの対決はマップの特性もあり、防衛でラウンド数を重ねる展開となりました。
防衛スタートのBleedがラウンドスコア5-1で折り返すも、Talonも負けじと防衛を重ね6-5まで迫りますが、Bleedは高層ビルでのCAG戦同様に最後に攻撃を通し、勝利しました。

SCARZ 7-4 CAG Osaka
MAP: 国境

Phase 2初戦から日本チーム対決が実現しました。日本リーグではここ数年SCARZが勝ち越していますが、Phase 1から試合を重ねて調子が上がっているCAGと、良くも悪くもPhase 2からの登場で初戦からどこまでギアを入れることができるか不透明なSCARZのため結果が注目されましたが、最終的にはラウンドスコア7-4とSCARZが再び勝利しました。CAGは攻撃に課題があるなか攻撃スタートで2-4とまずまずの折り返しをしますが、ロースター変更でより柔軟な行動ができるようになったSCARZの攻撃に苦しみます。特に防衛攻撃問わずWqsyo1選手やNina選手の動きによってCAGにとって重要なポイントを崩していく絶妙な動きを試合を通して見ることができました。

Team Secret 7-3 FaZe Clan
MAP: 山荘

EU3位通過かつ世界大会に数年ぶりの出場となるSecretと、ブラジル1位通過かつここ数年の世界大会で上位常連のFaZeの対決となりました。前評判ではFaZe優勢と目されていましたが、蓋を開けてみれば7-3とSecretが快勝しました。攻守交替前はラウンドスコア3-3と拮抗した展開だったものの、比較的攻撃が通しやすいとされる山荘でSecretが防衛に回ると一気に4ラウンドを連取して勝利します。

Team Bliss 7-3 E1 Sports
MAP: ナイトヘイヴンラボ

オセアニア1位通過かつ前年の世界大会に全て出場し世界の強さに追いついてきたBlissと、ブラジル2位通過かつ初の世界大会出場となるE1の対決となりました。どちらのチームもPhase 2からの出場のため予想が難しいなか行われたナイトヘイヴンラボでは攻守交替前にはラウンドスコア3-3と拮抗した展開でしたが、攻撃に回ったBlissはE1を上回る攻撃の鋭さを見せ、快勝しました。

FURIA 8-6 Team BDS
MAP: クラブハウス

ブラジル3位通過かつ、昨年グランドスラムを達成した世界最強チームFURIAと、ロースター交代を敢行し個々のポテンシャルの高さを生かしてEU1位通過で今大会に臨んだBDSの対決となりました。両チームの得意マップであるクラブハウスで行われた試合は前評判通り熱い戦いとなり、ラウンドスコアを見ても8-6と延長までもつれ込み、Phase 2 Day 1からいきなり決勝戦のような激戦となりました。

DarkZero Esports 7-4 BEASTCOAST
MAP: カフェ

NA3位通過のDarkZeroとNA1位通過のBCというNAチーム同士の対決となりました。レギュラーシーズンではBCが勝利していましたが、Manchester Majorの大舞台ではその借りを返すかのようにDarkZeroが勝利しました。ラウンドスコア3-3でDarkZeroが攻撃に転じると、1ラウンド目は落としたものの残りの4ラウンドを連取し、防衛に傾きがちなカフェで攻撃力の高さを見せました。

Into The Breach 7-4 Spacestation Gaming
MAP: 領事館

EU2位通過でPhase 2から登場しチームとしては初の世界大会出場となるITBと、NA4位通過でPhase 1から出場していたSSGとの対決となりました。Phase 1から戦い勢いに乗っているSSGは試合序盤の攻撃3ラウンドを連取し流れを持っていくかに思われましたが、修正したITBはその後逆転し、最終的にはラウンドスコア7-4とラウンド差をまくって勝利しました。

M80 8-6 Team Liquid
MAP: ナイトヘイヴンラボ

NA2位通過のM80とブラジル4位通過のLiquidの対決はナイトヘイヴンラボで行われました。
試合は攻守交代時点でラウンドスコア3-3。さらには攻守交代後もそれぞれ3本ずつラウンドを取得し延長に突入しますが、徐々にLiquidの動きに適応してきたM80が勝利しました。
試合には敗れたもののLiquidの新戦術、Grim&Deimosの組み合わせも見ることができる面白い試合展開となりました。

Round 2

High (1-0)

Team Secret 7-5 DarkZero Esports
Pick MAP:銀行

Phase2初戦で優勝候補FaZe Clanを倒し、本配信チャット欄やX上、公式配信でもUnderdogとも謳われたSecretは2戦目にNAL猛者のDarkZeroとの対決になりました。
防衛から始まったSecretは盾やYINGといったオペレーターを多用するDZに対しクラッシュやMiraの使用、オフアングルでのワンピックなどで対応、続く攻撃でもSecretは早めのエリア取りやガジェットを使用してのポジション潰しでDZの防衛に臨機応変に対応して行き、7-5でTeam Secretが勝利しました。
これによりSecretはPhase 2無敗で2-0ラウンド、BO3へと挑みます。

FURIA 7-4 SCARZ
MAP:クラブハウス


前戦で日本チーム対決を制しHigh Roundに進んだSCARZに対するは昨年グランドスラムを達成したロスターを擁するFURIAとなりました。
攻撃から始まったSCARZはFURIAに対し徹底してモンターニュを使用し、FURIAの持ち前の撃ち合い強さを潰しながらエリア進行を早めラウンド勝利を重ねて行きます。FURIAはこれに対し遊撃を速めに現地まで引かせ現地周辺を固く守る等で対応し、3-3で両者一歩も引かない状況で攻守が交代となります。
しかしここで前期世界王者の巧さが光ります。
お互いラウンドを取り合い進んだ4-4の状況、ファーストブラッドを取り勢いがついたSCARZに対しFURIAは現地へ直接アプローチを仕掛け、正面からの撃ち合いに持っていきFURIAはこの正面の撃ち合いに勝ち、ラウンドをもぎ取りラウンド有利を握ります。
ここで火が付いたFURIAはHerdsZ選手のスニークインや、割れ強襲等でラウンドを掴み終わってみると7-4でFURIAが勝利、FURIAは2-0ラウンドへと進み、日本チームSCARZは1-1ラウンドへと歩みを進める事となります。

Team Bliss 7-5 M80
MAP:銀行


前戦でBR地域チームを下したAPAC地域OCEリーグの刺客Blissと昨年NA地域で名を轟かせてきたM80の対決はTeam Blissに軍配が上がりました。
防衛スタートとなったBlissは、序盤モンターニュやDeimosを利用したM80に対し現地篭りをする判断でM80の戦いに付き合わずラウンドを連取するも、M80はここで修正し遊撃やカバーに来たプレイヤーに対しロック射線を通す、OSAを使用しての現地アプローチ等でBlissの守りを瓦解させ、2-4でBlissがラウンド不利を取り攻守交替となります。
攻撃になるとBlissは地下防衛に対しFUZEを使用した戦術や、2F防衛に対しては一貫したラペロック等でM80の防衛に解を出していきます。
続くラウンドでもM80に対しBlissが攻めを押し付ける形でラウンドを積み重ねて行き、7-5でBlissの勝利となりました。
Blissはこれで2-0ラウンドへ進出となり、M80は1-1ラウンドへと行きます。

BLEED 7-5 ITB
MAP:ナイトヘイブンラボ


Phase1から勝ち上がりPhase2初戦を勝利で迎えたBLEEDと対決するは前マッチSSGと対決し勝利を挙げているITB、結果はBLEEDの勝利となりました。
Bleedは攻撃スタートとなりますが、ITBのAzamiやMira、Fenrirといった強力なオペレーターを使用した防衛に苦しみます。Bleedは上下を揺さぶる攻撃でラウンドを取り返す場面もありつつも、2-4でラウンド不利を背負い攻守交替となります。
防衛に回ったBleedはITBと同じくAzami、Fenrir等の強力なオペレーターを使用した防衛で、ITBの現地詰めを凌ぎ、ITBの攻めのリズムを崩します。他ラウンドでも盾オペレーターを2人出したITBに対して正面の撃ち合いで破壊しラウンドを取り、勢い付いたBleedは最終ラウンドも獲得。
7-5でBleedの勝利となり、Bleedは2-0ラウンドへと進出となります。

Low(0-1)

Beastcoast 7-3 CAG Osaka
MAP:ナイトヘイブンラボ


日本チーム対決で惜しくも敗北してしまったCAGは続く一戦で今季NA1位チームBeastcoastと対決しました。
防衛から始まったCAGはbcのDeimosを使用した戦術に苦しみます。

Beastcoast 7-3 CAG Osaka
Pick MAP:ナイトヘイブンラボ

日本チーム対決で惜しくも敗北してしまったCAGは続く一戦で今季NA1位チームBeastcoastと対決しました。
防衛から始まったCAGはbcのDeimosを使用した戦術に苦しみます。bcはDeimosを利用し的確に遊撃に出ているプレイヤーを潰しエリア取りをして行き、CAGはたまらず現地篭りの戦術に転換。
しかし、ここでbcはOsaを利用したセットやNokkのスニーク等でまたもCAGを苦しめ、4-2で折り返しとなります。
攻撃で巻き返したいCAGでしたが、ここでbcのアグレッシブな防衛に阻まれてしまい、雰囲気が吞み込まれてしまい、7-3でbeastcoastが勝利、CAGは0-2ラウンドへと移ります。

PSG Talon 8-7 E1 Sports
MAP:銀行


唯一の韓国チームとなったPSGに対するはブラジル地域で番狂わせを起こしたE1 Sportsと対決しました。
PSGは攻撃からスタートし、グラズやブリッツ、アマル等のユニークなオペレーターを使用した戦術でE1を苦しめます。ここでE1はキャッスルやウォーデンを使用しPSGのオペレーターのカウンタープレイをしますが、ここでもPSGが一歩上回り、攻守交代時点で5-1とPSGがE1を圧倒します。
しかしここからE1のプレイが光ります。攻守交替1R目、E1は人数不利を背負うモノの、決め打ちや強気のピークでPSGの防衛を撃ち合いで解決すると、勢いがついたE1はそこからラウンドを連取。
E1はラウンドを連取し5-5と同スコアまで追い付き、続くラウンドも獲得し先にE1がマッチポイントを獲得します。しかし、PSGもこのままでは負けられず、次ラウンドを獲得し延長へと行きます。
延長突入後は、一度落ち着きを取り戻したPSGがエントリー勝負やカバーでE1の攻めを崩し、その後の攻撃はE1に取られてしまう物の続くラウンドはPSGが獲得し8-7でPSGの勝利となりました。

BDS 7-5 SSG
MAP:オレゴン


先マッチでSecretに敗北し大判狂わせが起きたEU地域BDSと対決するはPhase1から這い上がったSSGとなりました。
BDSの防衛から始まったこの一戦は序盤、SSGのDeimosやモンターニュを使用した戦術に対しGoyoやLesionで対応し、人数有利を築きラウンドを獲得、続くラウンドでもエントリー勝負や遊撃等でSSGを苦しめます。しかし防衛ポイントが一周した4R目からSSGも対応し、気付くと3-3でお互い一歩も引かずにラウンドを折り返します。
攻撃に回ったBDSはSSGの遊撃やクラッシュを用いた戦術に対応、SSGも意地でラウンドを取り返すものの、BDSが柔軟な攻めを見せ終わってみると7-5でBDSが勝利、1-1ラウンドへと進みます。

FaZe 7-5 Liquid
MAP:領事館


BR地域同士の対決となったFaZe ClanとTeam Liquidの一戦はFaZe Clanの勝利となりました。
防衛から始まったFaZeは1R目からエントリーに対して勝負を仕掛け人数有利を築きラウンドを獲得すると、続くラウンドではLiquidのモンターニュを使用した現地詰めに対しまさかの4人でリテイクを行い取り切り、ラウンドを取得勢い付いたFaZeは前マッチとはうって変わって強気な姿勢を見せ4-2で試合を折り返します。
攻撃に回ったFaZeはここでもYINGやCapitaoを使用した攻撃を組むモノの、Liquidの撃ち合いの強さに阻まれラウンドを落としてしまいます。続くラウンドでもLiquidの上下射線や積極的なピークにFaZeは苦しみ一時4-4までラウンドを追い付かれてしまいますが、ここからFaZeは置きドローンやライブドローンを駆使し遊撃プレイヤーの位置を追い、Liquidの守りを打開します。最終ラウンドではFaZeは上下で守っているLiquidに付き合わず現地進行を行いラウンドを獲得し、7-5でFaZeが勝利しました。
これでFaZeは1-1ラウンドへと進む事となりました。

トーナメント表

Phase 2の試合形式、スイスドロー形式では同じ戦績(勝利数)のチーム同士が対戦します。
既に2敗し後が無いCAGはブラジル地域2位E1 Sportsとの対決がBO3で日本時間5月20日24:15に行われます。
そして1勝1敗のSCARZはNA強豪チームDarkZero EsportsとのBo1の一戦が日本時間5月20日22:45に行われます。
今後の日本チームの戦績には目が離せません!

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この記事を書いた人

生粋のEmpireファン
大会シーンも分かりやすく記事にしたいと思います!
Land Valk eSports 副代表&R6S部門マネージャー

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