Rainbow Six Siege公式はY9S1のデザイナーズノートを公開しました。先日発表されたY9S1の内容を補足するものとなっています。KIBAバリアーの耐久値やADS速度が明確化されるなど、多くの変更点がY9S1で実装されます。
現在テストサーバーには実装されているので、PCユーザーの方は利用してみてください。
オペレーターのバランス調整
AZAMI（KIBAバリアー）
- 耐久値: 999hp
- 銃弾での破壊が可能に
- 与えらるダメージは銃の口径やダメージに依存
Azamiはシージのメタを大きく変えたオペレーターで、防衛側がより守りやすくなりました。しかし、この固有アビリティは多くの状況において攻撃側を苦戦させ、不公平な状況を作りだしてきました。また、KIBAバリアーへの唯一の破壊方法が爆発物のみであるため、攻撃側にとって負担が大きく、オペレーターを選ぶ柔軟性も制限され、フラストレーションが溜まります。
これらを踏まえて開発チームは実装には至らなかったものの、いくつかの選択肢を試しました。
1. KIBAバリアーを弾丸が通り抜ける仕様になり、破壊不可能な柔らかい壁に変化しました。しかし、KIBAバリアーのアイデンティティを失われると考えられました。
2. 特定の時間が経過すると自動的に破壊される仕様。これは攻撃側が待つ以外の選択肢がありませんでした。
最終的に、KIBAバリアーはその本質を保ち、攻撃側はより多くの選択肢を持つことができるように変更が加えられました。受けるダメージは武器の口径に影響され、DMRやLMGのような口径の大きい武器はより早くKIBAバリアーを破壊し、ハンドガンやSMGのような口径の小さい武器はより多くの弾丸を必要とします。
元々の破壊方法である、爆発物や近接3回で破壊することもできるので、今回の加えられた変更を組み合わせて破壊することも可能です。
FINKA（アドレナリンサージ）
- 武器のリロード速度増加ボーナスが削除
- シールドへの制圧射撃*を無効化する。アドレナリンサージの効果中は制圧射撃が50%減少する。
*シールドリワーク欄で説明
アタッチメントの変更をより魅力的にするために1つ目のボーナスが削除されました。
武器のバランス調整
武器のクラス
プレイヤーの選択肢、武器のカスタマイズ、アクセシビリティを高めることを目的として、ゲーム内のすべての武器を調べ、クラスに応じて構成が正規化されました。ARとSMGを組み合わせたCommando 9（Mozzie所持）などの複数の種類を持つ武器の種類が明確にありました。Commando 9はARとなりました。
LMGについては昨年からナーフの対象となり、今回はマガジンの容量を考えた結果、移動速度低下が追加されました。
基本的な部分をすべてクリアしたことで、武器アタッチメント・システムに新しいアタッチメントや新しいタイプのボーナスを追加し、拡張されました。
現在のスピードでは、角を覗くことが有利になりすぎています。危険な場所に入ることは、適切に判断されるべきであり、リスクがあります。そのため、すべての武器でADSの速度を下げられました。新しいタイミングは、高速ピークの強さを減らし、角度を保ったり、体勢を変えたりすることの優位性を取り戻すことを目的としています。
さらに、ADSへの移行精度について、腰撃ちからADSに移行する際の挙動が3つのパターンの曲線のうちいずれか1つのパターンに従うよう、すべての武器において簡素化されました。
一般
- 新しいクラス：リボルバー、スナイパーライフル、スラグショットガン
LMG
- 移動速度が10%減少
ADSトランジション
- 武器によってADSトランジションの変化
・速い：ハンドガン、リボルバー、ショットガン
・中間：マークスマンライフル、スナイパーライフル
・遅い：マシンピストル、サブマシンガン、アサルトライフル、ライトマシンガン、スラグショットガン
ADS速度
止まっているまたは歩いている状態からのADS速度の変化
()内の数字は元のADS速度
- ハンドガン：240ms (200ms)
- リボルバー：240ms (200ms)
- マシンピストル：380ms (280ms)
- サブマシンガン：460ms (300ms)
- アサルトライフル：520ms (400ms)
- ライトマシンガン：560ms (450ms)
- マークスマンライフル：520ms (400ms)
- スナイパーライフル：520ms (400ms)
- ショットガン：340ms (250ms)
- スラグショットガン：520ms (400ms)
- ハンドキャノン：240ms (200ms)
- スプリントからのADS速度の低下：同じ割合
- ランチャーも影響を受ける
サイト
今は1.5倍がデフォルトとなっている中、開発チームは照準器選びが、そのラウンドの戦略に基づいた重要な決断であることを望んでいると考えられており、アタッチメントのカテゴリー全体を見直されました。
アイアンサイトを選ぶとより速くADSすることができます。等倍サイトもADS速度は速くなりますが、使い勝手が良いため、ADS速度ボーナスはアイアンサイトよりも低くなっています。
倍率サイトも再編成され、2.5倍と3.5倍の2つとなりました。
これらの変更について、開発チームは今後のゲームバランスを監視し、今後のパッチで必要であれば調整を続けます。
アイアンサイト
- 倍率：×1.0
- ADSスピード：＋10%のボーナスを追加
等倍サイト
- 倍率：×1.0
- ADSスピード：＋5%のボーナスを追加
倍率サイト（×2.5）
- 攻撃側
ほとんどの武器で使用可
*ショットガンなど一部の武器では使用不可 - 防衛側
・9mm C1: Frost
・P10 Roni: Mozzie
・9x19SVN: Tachanka
・ACS12: Alibi, Maestro, Azami
・AR-15.50: Tubarao
・BOSG.12.2: Vigil
・Mk 14 ERB: Aruni
・MP5K: Wamai
・MP5: Doc, Melusi, Rook
・P90: Doc, Rook
・TCSG12: Goyo, Kaid
・UMP45: Castle
・UZK50GI: Thorn
・Vector .45 ACP: Goyo
倍率サイト（×3.5）
- 倍率：×1.0
- 攻撃側DMRでのみ使用可能
レティクル
- 中央のドットサイズが拡大
ホロA, ホロC, レッドドットC, 拡大A - 中央のドットサイズが縮小
ホロB, 拡大C
アンダーバレル
レーザーサイト
- 腰撃ち精度向上を削除
- ADS速度：+10%ボーナスを追加
レーザーサイトのバフはADSスピードに変更されました。全武器でADSスピードを調整している今、このボーナスをグリップを使える人だけに限定したくないため、このような変更が加えられた。
グリップ
アイアンサイトと同様にグリップなしに選択肢を持たせるために水平グリップが追加されました。メインウェポン所持時の速度がサブウェポン所持時と同じになります。
アングルグリップ
- ADS速度ボーナスを削除
- リロード速度：+20%追加
頻繁にリロードが必要な武器や、長いアニメーションを持つ武器には嬉しいボーナスです。
水平グリップ
- グリップなしが水平グリップに変更
- 移動速度：+5%のボーナスを追加
バーティカルグリップ
- 垂直反動制御のボーナスが+25%から+20%に減少
サプレッサーと拡張バレルは、それぞれの再調整以降、より人気が高まっているため、バーティカルグリップのリコイルコントロールボーナスも減少させ、装備の判断がより難しくなりました。
これらのオプションを使用できるのは、グリップセクションにアクセスできる武器のみです。デフォルトでは使用できず、アタッチメントを装備しなければ能力を得ることができません。例として、MP5Kにはバーティカルグリップのボーナスがなく、F2にはホリゾンタルグリップのボーナスがありません。
シールド
シールドをより安全に使用し、近距離での脅威を高めるだけでなく、範囲内でのサポートに重点を置くためにリワークが行われました。
これらの変更について、開発チームはシールドを監視し、さらなるアップデートを行うとのことです。
基本
- スプリント中はシールドは前方に所持
- バリケードを一発で破壊可能（ラぺリング中は機能しない）
- 腰撃ち削除
- シールド装備状態においてADSアニメーション中は武器が正面を向くまで撃てない
- ADS速度を0.6秒から歩行時0.5秒、スプリント時0.55秒に短縮
- シールドを前方に所持したままリロード可
- 弾切れになると自動的にリロード
- 近接攻撃はプッシュバックと65hpのダメージ
- シールドの後ろからガジェットを投げれる
- シールドの後ろからガジェットを起動できる
- 人質の護衛中もバリスティックシールドは装備されたまま
- 火に触れると40％の威力（電気と同じ）でガードブレイクが発動
銃で致命傷を与えるには、脆弱である必要があり、プレイヤーの直接入力によるアクションはランダムではなく、意図的で、一貫性があり、信頼できるものでなければならないため、腰撃ちが削除されました。
フリールック
- シールドを前方に向けたまま、フリールックボタンを押し続けて周囲を確認可
- 見ている方向にガジェットを投げれる
制圧射撃
- シールドが多くの弾丸の衝撃を受けると、オペレーターは抑制される
- 10発で発動、40発で最大になる
- 制圧時間が7秒経つと解除
- 制圧中はスプリント不可
- 制圧中はエフェクトの強さに応じて視界が狭くなる
影響をうけるオペレーター
- Blitz
- Fuze
- Montagne
- Clash (制圧射撃機能のみ)
LMG-E（Ram, Zofia）
- 初弾のガンキックが減少
- 垂直方向の反動が減少
- 連射時の反動がより長く安定
反動の変更により、LMG-Eの人気は低下しました。LMGクラスの新しい移動速度低下により、意味のある変更を行いました。しかし、巨大なマガジンと高い発射速度のため、LMG-Eのリコイルは依然としてLMGクラスの中で最もコントロールが難しい武器の1つです。
6P41（Finka, Fuze）
- 初弾のガンキックが減少
- 垂直方向の反動が減少
- 横方向の反動が減少
- 連射時の反動がより長く安定
Y7ではゲーム内で最も高性能な武器の1つでしたが、バランス調整により、性能は平均以下になってしまったため、変更が加えられました。
M249（Capitao, 攻撃側新兵）
- 初弾のガンキックが減少
- 垂直方向の反動が減少
- 横方向の反動が減少
- 連射時の反動がより長く安定
M249の人気を高めるために変更が加えられました。
M249 SAW（Gridlock）
- 初弾のガンキックが減少
- 横方向の反動が減少
- 連射時の反動がより長く安定
G8A1（Amaru, IQ）
- 垂直方向の反動が減少
- 連射時の反動がより長く安定
